アフリカ起業ブログ

 

西アフリカのセネガルで起業中の日本人、山田一雅が、アフリカ(セネガル)のビジネス、民族、貧困、文化、旅行、治安に関するリアルな現状をレポートいたします。

 

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ほか記事多数

 

 


日本初、W杯対戦国セネガルの旅行ガイドブックを電子書籍で発売開始

西アフリカのセネガル共和国にて日本のテレビ局の現地取材サポート、ゲストハウス運営等の旅行者向けサービスを行うJAPON COMMERCE SUARL(本社:セネガル共和国 首都ダカール 日本でのブランド名「アフリカ商会」 代表:山田一雅)は、自社サイトにて、日本初のセネガルの旅行ガイドブック「アフリカ旅行ガイドブック セネガル」の発売を開始いたしました。フルカラー全424ページ。セネガルの情報だけでなく、西アフリカの大使館・ビザ・宿情報、日本とセネガルの意外な繋がりや旅行者の体験談、そして東京都内のセネガル料理屋なども紹介。旅行者だけでなく、セネガルに興味のある方ならどなたでも楽しめる内容となっています。

 

『アフリカ旅行ガイドブック セネガル』

http://africa-guidebook.com/

販売ページ

https://africa-guidebook.stores.jp/

 

<背景>

天然資源に乏しく国民の約半数が貧困層のセネガルにおいて、セネガル全体の10分の1の雇用を抱えていると言われている主要産業が観光業です。1960年の独立以来、平和かつ民主的な国家運営を行ってきたセネガルは、その治安の良さと日本と同じく「おもてなし」「平和」の文化を有し(※注1)、海産物も豊富で食事もおいしい事から、フランス人のバカンスのためのリゾート地として長年栄えてきました。

しかし、20137月の観光ビザ導入、2014年のエボラ出血熱の影響により観光客は激減。それを受けセネガルでは20155月、観光業の復興のため観光ビザを不要化しました(セネガルではエボラは隣国からの感染者1名の入国のみで、201410月にはエボラ出血熱は完全終息しました。 )

 

他方、日本にはセネガルの旅行ガイドブックが無く、観光地としての認知度も非常に低いため、日本人旅行者は非常に少ないのが現状です。

そこで、セネガルのガイドブックを制作する事で、「旅行初心者も楽しめるアフリカ」としてのセネガルの認知を高め、日本人観光客増加によりセネガルの観光業復興に寄与するため、ガイドブックの制作を考案。旅行者数が少なすぎてビジネスとしては成り立たない事から、201510月より1か月半、クラウドファンディングサイト「Readyfor」にて資金調達を実施し(※注2)、成功。201511月末よりガイドブック制作を開始し、20184月、ついに完成。販売開始をいたしました。

 

(※注1CNN.co.jp「外国人旅行者に優しい国ランキング、最も優しくない国は?」

     http://www.cnn.co.jp/travel/35029545-2.html

     セネガルは優しい国第六位にランクイン。

(※注2)日本初のセネガル旅行ガイド本を作り10万人の貧困削減に繋げたい

     https://readyfor.jp/projects/senegal-guidebook

 

<ガイドブックの特徴>

1.写真を多数掲載

   写真を多数掲載。

   「一目でわかるガイドブック」を目指しました。

2.日本との繋がりを多数紹介

   日本とセネガルの意外な共通点や日本人との繋がりを紹介。

   読む事でセネガルに親近感をお持ちいただけるよう努めました。

3.体験談を多数掲載

   7人の日本人旅行者のセネガル旅行体験談を30ページにわたり紹介。

   セネガルの一番の魅力である「人の優しさ」を伝えるガイドブックです。

4.筆者が現地在住

   筆者は現地でゲストハウス「シェ山田」を運営しています。

   ガイドブックと宿運営でセネガルの日本人観光客増加を目指します。

 

<ガイドブック概要>

名称   : アフリカ旅行ガイドブック セネガル

ページ数 : 424ページ

価格   : 1620円(税込)

 

<本書に掲載した観光地の例>

・奴隷貿易の拠点の世界遺産「ゴレ島」

・ペリカンなど鳥類数百種類が生息する世界遺産「ジュッジ鳥類国立公園」

・北朝鮮が建設した世界最大のブロンズ像「アフリカルネッサンス像」

・円周32メートルの「巨大バオバブ」

・死海よりも浮くバラ色の湖「ラックローズ(レトバ湖)」

・世界でも珍しい「ムスリムとクリスチャンの共同墓地」(貝殻島「ファディユ」)

・サーフィン映画『エンドレス・サマー』のロケ地として有名な島「ンゴール島」

・西アフリカ最大級のモスク「トゥーバのグランドモスケ」

・観光客が非常に少ない幻の世界遺産「シン ンガイェンの環状列石」

・ライオンも生息する世界遺産「ニョコロコバ国立公園」

・人魚が見られる「マナティーの聖地」

・バオバブの樹を使った本格アスレチック「アクロ バオバブ」

・世界遺産シネサルーム地区に浮かぶ島「マルロッジ島」

・マングローブの広がる「バンブーン海洋保護区」

・セネガル唯一の砂漠「ロンプール砂漠」

・『星の王子さま』のサン=テグジュペリの同僚で航空郵便普及の立役者「ジャンメルモーズの博物館」

・アフリカンアートに触れられる「装飾美術工場」

・子どものための美術学校「ウトゥカ」

・いまなお存在する王様「ウスイの王」

・知られざるもう一つの奴隷の島「カラバン島」 ほか

 

<代表山田 日本のメディア出演・掲載>

TBS系テレビ番組「世界ふしぎ発見!」、講談社 雑誌「クーリエ・ジャポン」、木楽舎 雑誌「ソトコト」、アイティメディア社 webサイト「ねとらぼ」、FMラジオ「お仕事本舗ハッピープロジェクト」、宋文洲氏メールマガジン連載、AB-NET(アフリカ開発銀行・外務省などが運営) ほか多数。

 

<代表山田 セネガルのメディア出演>

3/30 日本人ラッパー初 セネガルのテレビ局「RDV」音楽番組出演

4/2 セネガルのテレビ局RDV "12-14" 出演 曲を披露

https://www.youtube.com/watch?v=Al-Ayp20dLQ

4/3 セネガルのテレビ局「2STV」野外撮影

<その他>

4/4 セネガルの首都ダカールのライブイベントに出演

 

【本件に関するお問い合わせ先】

JAPON COMMERCE SUARL

山田 一雅

TEL(セネガル): +221-76590-6659

E-Mail: yamada@japoncommerce.com

Web : http://africa-guidebook.com/

 

     http://africa-shokai.jimdo.com/

アフリカのインフォーマルセクターの男達「セネガルの運送業編」

セネガルでは運送業界にもインフォーマルな男達が働いています。

さて、いったいどんな男達なのでしょうか。

 

1.馬車

 

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インフォーマルセクターの男達inアフリカ「セネガルの工業編」

インフォーマルセクターで働くアフリカの男達を紹介するこの連載。今回は「セネガルの工業編」。さまざまな分野で働く職人達を簡単に紹介します。

 

セネガルには、軽工業の職人たちが沢山います。

靴、サンダル、服、鞄など、様々なものが彼らの手で作られています。

 

 

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インフォーマルセクターの男達inアフリカ「セネガルの不動産編」

弊社は現地で不動産仲介店舗「SenegALouer」を運営していますが、実は不動産業界にもインフォーマルに活動する「クルティエ」と呼ばれる人達がいます。

 

クルティエの仕事は、不動産仲介を行う事。

不動産仲介業を営む弊社のような企業にとっては非常に厄介な存在です。

 

 

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インフォーマルな男達inアフリカ--セネガルのバナバナ編

セネガルのインフォーマルセクターの代表格とも言えるのが「バナバナ」と呼ばれる路上販売者達です。

バナバナの人達は、あらゆるところで物を売ります。道路脇、歩道、歩道橋、etc...。

駐車中の車を商品の陳列棚代わりに使い、閉店後シャッターが降りた店舗前で自分の”店舗”を開きます。

 

 

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最低賃金以上!?インフォーマルセクター給与事情--セネガルのケース

セネガルの最低賃金は、時給209.1F(農業関連企業は182.95F)です。

では、インフォーマルセクターではどうでしょうか?

実は、首都ダカールでは、最低賃金を下回っている事は少ないです。

 

実際にはどの位の賃金なのかというと…

 

 

・ガードマン(日中) およそ5万F(約1万円)~+食費
 仮に8時間働いていると仮定すると、
 時給換算で「312F(約60円)」+食費
・メイドさん(1日2-3時間程度) 3万F(約6千円)~ほど
 時給換算で「500-750F(約100-150円)」

 

と、特殊技能や熟練の必要が無い職種でも、これ位の相場となっています。

また、セネガルではあまりに安く雇いすぎると、トラブルの元になります(物を盗む、仕事に来ない、etc...)

(ちなみに、私の運営するゲストハウス「シェ山田」の掃除をお願いしているメイドさんには、最低賃金の約5倍の賃金を渡しています。)

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【セネガル政府へ物申す】インフォーマルセクターが損する社会の構築を

前回の投稿でセネガルのインフォーマルセクターの経済的インパクトについて記しました。

このインフォーマルセクター、国の発展を考えますと「フォーマルセクター化」が欠かせません。

なぜなら、インフォーマルセクターは「税金を納めないから」です(厳密には少しだけ営業税のようなものを払っていますが非常に少額です)。

 

 

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アフリカのGDPの真実--セネガルの事例から

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セネガル広告事情番外編「デジタルサイネージ」

駅構内、電車内、屋外の大型ディスプレイなど、いまや日本での日常にすっかり浸透しているデジタルサイネージ。

実はここセネガルでも、デジタルサイネージが活用されています。

 

1.バス内

 

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セネガルIT・通信事情

みなさまこんにちは。JAPON COMMERCEの山田です。

今回はセネガルのIT・通信事情(主に企業の)について、私見で簡単にまとめてみます。

 

携帯・PC・タブレット

携帯電話は広く普及している。調査(※)によると、2014年時点で普及率は84%、うちスマートフォン利用者は15%との事。複数台持っている人も珍しくない。文字の読み書きが問題なくできる人、学歴が高い人ほどスマートフォン利用者も多い傾向にある。一部の企業を除き、端末支給よりもBYOD(個人所有端末を業務利用する事)が一般的と言える。

パソコンは、大学生やビジネスパーソンに普及している。個人でデスクトップを保有する人はごく稀で、基本はノートPC。企業はデスクトップとノートPC、いずれも利用している。

タブレットの利用者も見かけるが、その数は携帯電話と比較するとぐっと減る。

 

インターネット接続

携帯3社が各自Wi-Fiサービスを打ち出している。最大速度は10MBで、スカイプでのビデオ通話はできる位の通信速度は出る。

携帯電話では3G回線によるネット接続が可能で、携帯電話によるテザリングの方がWi-Fiよりも安定してかつ高速なのが現状だ。なお、ごく一部だがLTEが通じる地区もある。

 

クラウド

ごく一部の企業を除き活用されていない。個人ではOneDrive利用者が稀にいる。

 

私自身セネガルに来てから、日本では活用していたクラウドサービスの利用をやめている。理由は、回線速度が低速すぎて、アップロードや同期に時間がかかるからだ。また、携帯での通信は従量課金制でありコストがかさむ事もネックだ。

 

バックアップ

意識が非常に低い。個人でバックアップを取っているという人の話は聞いた事が無いし、企業でもそのような体制が整っているのはごく一部である。

 

 

Webマーケティング

自社サイトが無い企業・組織の方が多い。

まだまだwebマーケティングの意識は低く、多くの企業のweb活用と言うと、Facebookや無料の情報投稿サイトくらいである。

企業ブログを書く、オウンドメディアを育てる、といった意識のある企業は皆無と言っていいだろう。

 

コミュニケーション

個人・企業問わず、一番好まれているのは「音声によるコミュニケーション」、つまり電話だ。

またWhatsapp、現在楽天傘下のViberなどのアプリを通じたメッセージによるコミュニケーションも人気で、ボイスメッセージも好まれている。Eメールだと一切返事が来ない相手が、このアプリだとしっかり返事が来る事もある。なお、Facebook利用者は非常に多いが、なぜかMessengerアプリの利用者は少ない。

とは言え、携帯電話で常時インターネットに接続できる人はまだまだ少数派のため(セネガルでは必要な時に必要な分だけインターネット利用代を支払うという人が多い)、いまだSMSが広く活用されている。

 

 

セキュリティ

意識が非常に低い。

 

 

グループウェア・勤怠管理ソフト・SFA(営業支援ツール)

社内の情報共有を促進したり、社員の行動を可視化する仕組みは定着していない。余談だが、日本は仕事が属人的だと言われるが、セネガルの百倍マシである。セネガルでは担当者しか知らない事、できない事がとても多く、休暇により二週間、時には一か月以上業務がストップする事も珍しくない。

 

 

 

セネガルでのIT活用はまだまだこれからです。

 

JAPON COMMERCE SUARL
山田一雅

 

(※)

Cell Phones in Africa: Communication Lifeline(Pew Research Center)

http://www.pewglobal.org/2015/04/15/cell-phones-in-africa-communication-lifeline/

日本製品よもう一度

セネガル広告事情

日本では、マス媒体からwebへのシフトが顕著です。

web媒体への広告費が初めて1兆円を超えたというニュースは記憶に新しいものです。

いまや日本のweb広告費は、新聞とラジオと雑誌を足した額よりも多いです。

 

しかしながら、セネガルでは少し事情が異なります。

前職(webメディアの広告営業)の仕事柄、私はセネガル移住当初よりセネガルのメディアと広告に注目してきました。

また、以前セネガルでの広告出稿をご検討なさっていた企業様へご提案を行うため、実際にメディア企業のオフィスにも訪問し話を伺ってきました。

そして、媒体別の広告価格の目安や出稿方法、また実際に広告出稿を行っていた人へのインタビューにより、どのメディアの費用対効果が高いか、などもある程度把握しようと努めてきました。

そんな事をしながら3年以上住んでいるうちに、セネガルでの媒体別広告の影響度(どれだけの人数にリーチできるか)が漠然とですが見えてきました。以下の順番で影響力が強いと思います。

 

TV > ラジオ > web ≒ 新聞 > 巨大看板 > フリーペーパー > 雑誌

 

以下、簡単に各媒体について言及してみます。

 

テレビ

セネガルではまだまだテレビ広告がダントツの影響力を持っています。

日曜日は家から出ずに過ごす家族も多いセネガル。その団欒の中心には、いつもテレビがあります。

サッカーやセネガル相撲など、人気スポーツの試合時は、街から人が少なくなると感じるほど。

 

ラジオ

日本と異なり、セネガルでは老若男女問わず日常的にラジオを聞いています。

特に通勤の時間帯、(日本ではほぼあり得ない)仕事中、昼休みなど、ニュースをラジオで聞く習慣がある人も少なくありません。

地方で人気のラジオ局や、特定の業種の人に愛されているラジオ局もあります。

 

web

セネガルでも、webの影響力は日に日に増しています。

まだまだwifiにアクセスできる人は多くないのですが、Facebookは一部携帯キャリアで無料で閲覧可能な事から利用者がとても多く、幅広い層にリーチできます。

また、セネガル独自のwebサイトの中には、非常に強力な影響力を持っているものもあります。スマートフォンでweb閲覧を行う人も少しずつ増えてきています。

無料の告知サイトが幅広く活用されている事から、セネガル人は「webは誰でも情報発信ができる場所」という認識をある程度持っているため他媒体より信頼性に劣るのが難点ですが、他媒体に比べて広告費も割安である事から、広告内容によっては非常に重宝します。

 

新聞

発行部数(および人口と発行部数の比率)は日本よりはるかに少ないですが、フランス語が読めて、かつお金を出して情報を買おうという人達に訴求できます。

また、買わずに「立ち読み」(外で売っている新聞の一面だけ読む)する人が少なくないので、紙面の内部はさておき、一面のリーチ数は発行部数よりもかなり多いと考えてよいでしょう。

 

巨大看板

道路脇や交差点に設置されている巨大な看板は、特定の地区の人、セネガルのTVやラジオを視聴しないような外国人、ならびに自動車ユーザーへの訴求に有効です。

 

フリーペーパー

リーチできる人数は決して多くはありませんが、富裕層や外国人を中心に購読されているため、不動産や自動車など、高額商品の訴求に利用されています。

 

雑誌

雑誌は、発行部数も少なく価格も高いため、大衆への訴求には向きませんが、特定層へのリーチに優れています。

 

その他

タクシー広告、バスの車体・車内広告などの交通広告、またポスターやチラシ、イベントなど様々なプロモーションメディア(手法)があります。ここではそれぞれの詳細は割愛します。

 

セネガル進出を検討する日本企業はなかなか少ないのが現状ですが(笑)、資源も発見されたセネガルはこれからどんどん伸びる国。一日でも早く、一社でも多くの日本企業のセネガル進出をご一緒に実現するため、日本企業にとってリアルからwebまでセネガルでの広告戦略を包括的に相談できる広告代理店のような役割も担えたらと考えています。

セネガルはカタールの夢を見るか?知られざる資源国セネガル

みなさまこんにちは。JAPON COMMERCEの山田です。

実は、日本ではあまり知られていませんが、セネガルはまもなく資源国となります。

 

ざっと説明します。

2006年より、オーストラリアのFAR社等による探査プログラムが開始されました。

その後、イギリスのCairn Energy社(油田)、アメリカのKosmos Energy社(天然ガス)などをはじめ、多数の企業が探鉱を開始。

大規模な油田とガス田の発見(近年では世界的に見ても最大級の規模との事)により、セネガルが資源国になる道が見えてきたのが現状です。

油田からは、2019年以降の石油の出荷が期待されています。

 

セネガルは今まで、資源に頼ることなく、堅調な経済成長を続けてきました。

現地の人達からは、

「セネガルも豊かな国になる」

と喜びの反応がある一方で、

「資源が出ると争いのもとにならないか不安だ」

という声も聞かれます。

 

セネガルの今後に注目です。

 

JAPON COMMERCE SUARL

山田一雅

 

「途上国では●●から売れる」中古品輸出企業社長が教えてくれた秘訣とは

【忙しい人のための3行まとめ】

・中古品輸出企業の社長が教えてくださった「途上国で最初に売れるモノ」を紹介

・3年間いる中でも、たしかにその通りだと実感

・では日本人ができるのは何か?

 

みなさまこんにちは。JAPON COMMERCEの山田です。

今回は、中古品輸出企業の社長が教えてくださった「途上国で最初に売れるモノ」を紹介を紹介します。

 

長年中古品輸出を行う企業の社長曰く、どの国でも共通している売れる商品の傾向があるそうです。

それは、

「楽しいものから売れる」

「人間は便利さよりも、まず楽しさにお金を払う」

という事です。

 

いまだに冷蔵庫や洗濯機の無い家庭も多いセネガル。

しかし、そんなセネガルの家庭にも、ほぼ必ずあるものがあります。

それは「テレビ」です。

そうです。古くは三種の神器と呼ばれた家電の中でも、テレビが最初に売れていきます。

 

他のものでもそうです。

歯ブラシを持っていない人でも、SDカードを挿して使うヘッドホンやスピーカーを持っていたりします。

掃除用の雑巾はボロボロで不便なのに、女性はまずきらびやかな洋服やヘアスタイルにお金を使います。

スマホ用の自撮り棒、中にはハンドスピナーを持っている人もいます。

 

家電や上記のおもちゃなどは、どれも中国から来ているものが多いです。

では、ここで、日本人には何ができるのでしょうか?

私は、モノだけではなく「日本の文化を輸出する事」だと考えています。

例えば日本発の文化であるカラオケ、ミニ四駆やプラレールなどの動くおもちゃ、将棋やかるたなど複数人で遊べるゲーム、けん玉やヨーヨーなど、「日本独自の遊び(道具)」です。

もし私がこうした商品のメーカー企業に勤めていたら、現地へのローカライズをしつつ日本の遊びをアフリカ各国で展開し、「SUSHI」「MANGA」のように現地でも日本語のまま通じる位、根付かせる事に挑戦したいです。

 

いつか、日本の遊びとともに日本文化を紹介するイベントをセネガルで開催したいと考えています。

 

JAPON COMMERCE SUARL

山田一雅

 

「お釣りが無い」が無い社会

【忙しい人のための3行まとめ】

・セネガルでは「お釣り無い問題」でみんな悩んでいる

・モバイル送金サービスは普及しているが少額の支払いでは使われていない

・現金に代わる簡単でスピーディーな決済方法を模索中

 

みなさまこんにちは。JAPON COMMERCEの山田です。

今回は、以前より考えている事業アイデアを紹介します。

 

普段より私は、自分がセネガルでの生活で困っている事をビジネスで解決できないか、と考え続けてきました。

 

たとえば「お釣り無い問題」。

 

日本以外ではよく見られる光景ですが、セネガルでは、小さな日用品店から、大手スーパーまで、至る所でお釣りが不足しています。

これ、実は結構不便でストレスなんです。

銀行やATMからお金を降ろす際は、高額紙幣で受け取る事になりますが、その高額紙幣は商店ではほとんど受け取ってもらえないのです。

 

買い物のたび、

「お釣りが無い」

「そんな大きなお金受け取れないよ」

「●●フラン(自分が出した紙幣や硬貨より少額のもの)持ってる?」

と、支払を拒否される。お釣りを見つけるために自分が動く、相手がどこかで両替してくるのを待つ。そのために数分から十数分、毎回ムダになるのです。

セネガルでは、こうした光景が日常です。

 

セネガルでは、M-PESAのようなモバイル送金サービスが普及しています。公共料金やチェーン店など、ごく一部では送金サービスによる支払いを受け付けていますが、利用客はごくごくわずか(私はほとんど見かけた事がありません)。

こちらはあくまで送金用、として利用されています。

 

支払い手段として普及しない背景には、

・支払時に手数料がかかる場合が多い(そのイメージが強い?)

・操作に時間がかかり面倒

という理由がありそうです。

 

では、どのような手段であれば、セネガルの人々に受け入れられるのか、考えてみました。

 

1.SuicaのようなNFCカード

【マネタイズ】

・端末販売

・加盟店舗からの手数料収入

・NFCカード販売

【メリット】

・支払が非常に簡単かつスピーディ

【課題】

・端末代などの初期費用や、手数料を払ってまで導入する店舗は少ないと予想される

・消費者側も、お金を払ってまでこのカードを購入しない

・加盟店舗が少ないと利便性が低い

【備考】

はじめはチェーン店でのみ利用可能なカードとして導入し、その後加盟店を増やす形で拡げるのはどうか?

サービス利用者へのマーケティングサービスによる収益化の方向に舵を切るべきか

  

2.スマホを活用したアリペイのような決済サービス

【マネタイズ】

・加盟店舗からの手数料収入

【メリット】

・スマホがあれば専用機材の導入不要

・支払が簡単

【課題】

・外でインターネットを利用する人はまだまだ多くない

・手数料を払ってまで導入する店舗は少ないと予想される

【備考】

広告やなどで収益をあげるモデルが作れれば可能性有

サービス利用者へのマーケティングサービスによる収益化の方向に舵を切るべきか

 

 

現在、私は資金が限られているため、こうした大規模な投資が必要なビジネスには挑戦できていませんが、常に「現地の人が困っている事は何か」という視点で、日々アイデアを考えていますし、いつか形にしたいと思っています。

 

以上です。最後までご覧いただきありがとうございました。

次回以降も、セネガルでの活動紹介、ならびに日々感じた事を記して参ります。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

 

JAPON COMMERCE SUARL
山田一雅

【プレスリリース】日本人初*、西アフリカのセネガルで小売店経営を開始

日本企業のアフリカビジネス支援や日本人旅行者向けサービスを行うJAPON COMMERCE(本社:セネガル共和国 首都ダカール 日本でのブランド名「アフリカ商会」)は11月27日、西アフリカのセネガル共和国の首都ダカールにて自社経営小売店「SUPER BOUTIQUE OMOTENASHI 」をオープンしました。食品、飲料、日用雑貨、衛生用品、文房具などを販売します。また当小売店を活用し、テスト販売や顧客反応調査などの市場調査サービスを提供します。

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【プレスリリース】日本初「セネガルの旅行ガイドブック」を作り10万人の収入増加に繋げる活動の資金調達をJAPON COMMERCEが開始

 日本人旅行者向けサービスの提供、ならびに日本企業のアフリカビジネスの支援を行うJAPON COMMERCE(本社:セネガル共和国 首都ダカール 日本でのブランド名「アフリカ商会」)代表の山田一雅は、日本初の「セネガルの旅行ガイドブック」を電子書籍として制作し10万人の観光業従事者の収入増加に繋げるプロジェクトの必要資金82.5万円の調達を目指し、10月15日(木)、クラウドファンディングサービス「READYFOR」にてプロジェクトをスタートしました。


・セネガルの旅行ガイドブックを作り10万人の収入増加に繋げたい!

 https://readyfor.jp/projects/senegal-guidebook


本プロジェクトの目標は以下の3つです。

・日本での「観光地としてのセネガル」の認知拡大、魅力啓蒙による観光客増加

・日本人観光客増加に伴うセネガルの観光業従事者10万人の収入増加

・日本人のアフリカへのイメージを変え日本企業のアフリカ進出の第一歩を後押しする


本プロジェクトは一口3千円からご支援いただくことが可能で、セネガルのガラス絵や現地でのホームステイ体験1週間の権利などのリターンを手に入れることができます。ご支援の締め切りは11月29日(日)23時。それまでに目標金額の82.5万円に達した場合のみ、プロジェクトが成立となります。


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私がNewsPicksのプロピッカーに立候補を決めた3つの理由と5つの公約

【忙しい方向け3行まとめ】

・立候補の決め手は「推薦」と「アフリカの情報を伝えたいという思い」

・当選したら「アフリカ関連記事の集中pick」「勝手にイノベーターズライフ(全8回)」「セネガルビジネス案件の公開」等をやります

・未熟者ですが何卒よろしくお願い申し上げます


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リベリアでエボラ出血熱終息宣言--エボラ出血熱の現状まとめ

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エボラで低迷した現状の観光業の復興に--セネガル大統領が観光ビザの不要化と空港税の削減を発表

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【お知らせ】FMラジオ番組に出演しました

皆様こんにちは!アフリカ商会の山田です。


4月4日と11日の2日間、FMラジオ番組「お仕事本舗ハッピープロジェクト」に出演いたしました。


近日中に番組の録音がwebにて公開予定ですので、公開され次第お知らせいたします。

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【お知らせ】ニュースサイト「ZDNet Japan」で連載を開始しました

皆様こんにちは!アフリカ商会の山田です。

 

TOPページ「お知らせ」欄では記していましたが、このたび世界中で展開するニュースサイト「ZDNet Japan」にて、西アフリカとセネガルに関する連載を開始いたしました。良かったらご覧になってみてください。

 

第1回は「なぜいま西アフリカなのか--知られざる主要国「セネガル」のビジネス事情」と題しまして、アフリカの中で西アフリカとはどんなところなのか、そしてその主要国であるセネガル共和国について記しています。

 

第2回は「ビジネスチャンスを導くセネガルと日本の共通点」と題しまして、「おもてなしの精神」「主食がお米」など、日本とセネガルの意外な共通点について記しています。


第3回は公開次第お知らせいたします。

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アフリカ駐在員仕事日記②:セネガルの新聞社編

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アフリカ駐在員仕事日記①:セネガルの中古品卸売企業編

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アフリカ結婚式参加レポート--セネガル編

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